島原駅 長崎
島原駅は、長崎県島原市片町にある島原鉄道島原鉄道線の駅で、島原市の中心駅として行政・経済の要所を担っています。1913年(大正2年)9月24日に開業し、1949年(昭和24年)5月25日には昭和天皇のお召し列車が諫早駅から運行された歴史的な出来事がありました。1984年(昭和59年)9月30日に貨物取扱を廃止、1989年(平成元年)12月22日に現在の駅舎が完成し、島原城の大手門をモチーフにした特徴的なデザインです。2008年(平成20年)3月には構内踏切に警報機・遮断機を新設しました。
駅構造は地上駅で、相対式ホーム2面2線を有し、直営駅として自動券売機と窓口を備え、連絡乗車券も発売。終日有人駅のため、2両編成の列車ではホーム側の全ドアが開き、運賃は駅収受となります。のりばは上り(1番線)が本諫早・諫早方面、下り(2番線)が島原船津・島原港方面です。隣接駅は三会駅(3.0km上り)と霊丘公園体育館駅(1.0km下り)で、キロ程は諫早起点から40.5kmです。
利用状況は2018年度で乗車人員159,737人(日平均438人、降車客含まず)、乗降人員851人/日と安定していますが、2008年度に島原港駅-加津佐駅間の廃止により乗車人員が急減(179,095人)し、その後徐々に回復傾向にありました。過去の推移では2000年度の乗車人員351,131人から2018年まで減少傾向が見られますが、島原半島の交通拠点として重要です。
駅周辺は国道251号が並行し、市街地が広がる行政・教育の中心地で、島原市役所、長崎地方裁判所島原支部、島原城、島原武家屋敷街、島原警察署などの施設が集まります。学校では島原市立第一小学校・中学校、長崎県立島原高等学校・商業高等学校、島原特別支援学校があります。商業施設としてエレナ島原店、郵便局(島原大手・江戸町)も近く、島原図書館や文化会館が文化面を支えています。
バス路線は駅前停留所から島鉄バスが運行され、雲仙・青雲荘線(一部小浜方面)、多比良港線(一部諫早方面)、加津佐・有家・島原駅線(廃線区間代行)、島原市内線(コミュニティバスたしろ号)、しまばらめぐりんバス(土日祝・お盆・年末年始限定、島原城・島原港方面)、高速福岡線島原号(西鉄天神・博多バスターミナル行、共同運行)があります。これにより鉄道とバスの接続が良好です。
全体として、島原駅は歴史的な開業から現代の地域交通ハブとして機能し、島原市の玄関口を象徴する駅です。駅舎のデザインが地元文化を反映し、利用者の利便性も高めています。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E9%A7%85)


